秋田大学医学部附属病院でUSBメモリを紛失
秋田大学医学部附属病院(以下秋田大学病院)で患者情報が保存されたUSBメモリを紛失しています。秋田大学病院の発表資料は 「【お詫び】個人情報が記録されたUSBメモリの紛失について」。
資料によると患者501名分の個人情報が保存されていたようです。
紛失した個人情報の詳細
USBメモリには秋田大学病院で過去20年に造血幹細胞移植を受けた患者500人の患者氏名、生年月日、移植様式などが記されたリストと呼吸器内科を受診した1名の患者氏名、放射線画像、所見など合計501名の個人情報が保存されていました。
紛失経緯
明らかになっていません。発表資料には平成30年9月6日に紛失ということと、学外で紛失した可能性もありますが、といったことしか記されていません。最後に使って、次に使おうとしたときに見当たらなかったという感じでしょうか。警察に遺失物の届を出しているが、現時点で見つかってないと。それにしても、発表まで2か月ちょっとの期間ですか…
報道発表までの期間
以前に参加したセミナーで講演されていた方の病院は、紛失したら担当部署に迅速に連絡、○日(○は覚えていないが、非常に短期間)内に見つからなければ、病院として報道発表・会見ということでした。私がいるところはどうなんだろう? 病院内ではそういった流れが定義されているのかな? きっとされていないだろうな(汗)。
このテの紛失、なくならないですね
本当にこのテのUSBメモリをはじめとするリムーバブルメディア紛失による患者情報の流失は多い。システム部門の私からすると、なぜ患者名を入れておく必要があるのかと感じます。診療側の者にすると「システムの人間に何がわかるのか」かもしれませんが、今の時代は個人情報に対して非常に敏感になっているのだから、それに対応しないといけないと思うのですが。
組織がどれだけ気をつけても、コストをかけて対策しても、一人ひとりが意識しないとどうしようもありません。そういった意味で、このテの紛失はまだまだ出てくるんだろうな。
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